2005年 02月 16日
処分されゆく本達の記録 vol.10 の巻き。。
コマネチッ! 寒いギャグは大阪では大罪なのだ!!
西方冗土 (集英社文庫)
カンサイ帝国の栄光と衰退
中島 らも
1994年7月25日 初版発行 ¥340
「ヤクザ、アキンド、ヨシモト」マスコミに描かれる関西人は
三つの人種のみで、かれらは「けつねうどん」と「たこやき」を
主食にしており「わやでんがな」などの、奇怪な言葉を操りつつ「がめつい奴」を演じている―という、恐るべきカンサイ人の朝昼夜。街角の看板、貼り紙。
試験に出る関西弁を縦横無尽、奇想天外に考察し、関西人にエールを贈り、ヨタを飛ばすエッセイ集。浪速はこれ一冊でわかります。(背表紙引用)
この正月に、お義母様に聞かれた。
『ねぇ、さとっぺちゃん、大阪のマチの事、どう思う? 好き? 嫌い?』
コタツに首まで潜り込み、ウトウトしていた時だったので、つい、、
『街って、、ウメダの事? それともナンバ? 最近、行ってないからなぁ~ どう?聞かれてもなぁ~』
なんて、アホな返答をしてしまった。。 (^_^;
改めて、、大阪のこと好きか? 聞かれても、、悩んでしまうね。
その時に、お義母様にした返事と、ほぼ同じことが、この本の12ページに書いてあった。
-本文より-
街を好きになるというのは、街並みがどうとか風土がどうとかいうことではなくて、
その街に自分の好きな人たちがいるかどうか、これにつきる。
好きな人がたくさんいて、なおかつうどんがうまければ関西も捨てたものではないが、それは別に北海道であっても高松であってもいっこうにかまわないのである。
『好きな人が沢山いてる、だから大阪は好きなマチだと思う。』 お義母様に答えた。。
なぜ、そういう質問をしてきたかと言うと、お義母様は大阪が嫌いなのだ。
どこが嫌いかというと、、
ガチャガチャしたとことか、セカセカしたとことか、ワサワサしたとことか、(←イメージ音)
TVCMなどで見る 【ザ・大阪のおばちゃん】的雰囲気が合わないのだと思う。
いやいや、あれはTV用で、大阪のおばちゃんは、
やかましいとか、ど厚かましいとか、超ハデ派手とか、、
を強調し過ぎているだけで、実際はそこまでヒドク無い。。
多少、、そういうところがあったとしても、、そんなにヒドクは無い。
大阪に移住してきて12年、、そろそろ大阪のおばちゃんが板についたかまぼこ状態の
私が言うのだから、間違いない!
…大阪のおばちゃん話は置いといて、、
この本の中には、私の知らない ディープな大阪 が詰まっている。
怪しげな人達や、怪しげな商売や、怪しげな喫茶店。。
素人が迷い込んだら二度と出られないような、ラビリンスが大阪にはあるようだ。
そのラビリンスにはミノタウロスの代わりに婆さんがいて、ネーポンを出してくれるのかもしれない。。
ネーポンって何!? 思った人は、この本読んでね。
人気blogRankingに参加してます。 良かったらポチッと押してね♪
by ringo-diary
| 2005-02-16 01:26
| →本の記録。。